ストシーからの提案


「畳編み」?


 この言葉を聞いて「懐かしい」と思われる方は・・・失礼ですけど、ちょっとご年輩の方でしょうか?
アフガン編みのことだそうです。

 私がこの言葉を初めて聞いたのは、某手芸学校のK先生からでした。アフガン編みのお勉強の時に先生が「昔は畳編みなんて呼ばれていたのよー」なんておっしゃるんです。でも、私は(冗談でそう呼ぶ人がいた)程度に受け取っていました。

 それからしばらく後のこと・・・・

 私はたまに編み物やレースの古本を探しに神田の古本屋街*に行くのですが、その日は2冊、レースとかぎ針の本を見つけホクホク顔で帰宅ました。

 そして本を開いてみると・・・・

 なんと「鈎針編みとレース編み集(昭和28年発行・雄鶏社 刊)」という本のかぎ針の記述の箇所に「畳編(鎖と引き抜き編みの応用)」と言う事でまさにアフガン編みが載ってるじゃないですか。

これがその本です→
右が掲載されているページです
クリックで拡大して内容をごらんくださいませ


 もう、びっくり!!!(それにK先生、ごめんなさいっ、私勘違いしてました。)

 その本に作品として実際に編み方が掲載されているものとしては赤ちゃん用の靴下。かぎ針で編まれている中で甲の部分だけが畳編みで編まれています。
 後は市松模様に色を変えた手提袋(バッグではないところがポイント)でしょうか。もしかしたら、私が見つけられないだけで、まだ他にもあるかもしれません。

 ところで、今まで古本屋街ではこのような昭和30年代の編み物やレースの本を中心に探しているのですが、なぜか棒針に関する本は今の所出会っていません。
 その時代の本の中には今見ると「ちょーマニアック!!」と思うような模様が多くてびっくりします。そんな時代の棒針の本にとっても興味はあるんですが・・・。
 確かにその時代はかぎ針編がとっても流行していたということは聞いた事があります。

 最後はちょっと畳編みの話とは離れてしまいました。


 *・・・東京の神田には古本屋さんがいっぱい集まっている街があります。            
古本と言っても古書を主に取り扱っているちょっと敷き居の高いお店が多いです。




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